湘南美容クリニックの創始者でありSBCメディカルグループホールディングスCEOの相川佳之代表。
相川佳之代表に多大な影響を与えた人物の一人として、お父様があげられます。
そんなお父様は一体どんな方だったのでしょうか。
相川佳之代表の父：相川芳樹氏の人生年表
相川佳之代表の著書にお父様の相川芳樹氏に関する多くのエピソードが記載されていました。
ポチップ
相川芳樹氏に次いって語られていた内容を時系列でまとめていきます。
相川佳之代表の父である相川芳樹氏は1943年頃に誕生します。
芳樹氏の父（佳之代表の祖父）は千葉県我孫子市で宿泊施設を経営していました。
学生時代から躁うつの体調の波があり、躁状態になると授業中に立ち上がって歩き回ったり、うつ状態になると大学には行けずに試験も受けられなくなってしまったりするほど、体調の浮き沈みが激しかったようです。
当時から付き合っていた慶子さんにサポートされながら大学生活を送ります。
慶子さんの支えもあって、無事に大学を卒業。薬剤師免許を取得します。
新卒で薬局に就職しましたが、初任給をすぐに使い果たしてしまい会社に翌月給料の前借りを要求。断られると逆上して会社をやめてしまいました。
地元の我孫子市で夫婦で薬局を開院し、経営を始めます。
1970年6月9日、長男となる佳之代表が誕生。
薬局のビジネス拡大のためより人口が多い戸塚に引っ越します。
2歳差で第2子となる長女が誕生しました。
薬局を経営していた芳樹氏が新しいジャンルを開拓して成功します。
相川家は途端に貧乏になり、その日食べるお米の調達にも苦労するほどだったとか。
体調を崩しがちな芳樹氏に代わって妻の慶子さんが薬局を切り盛り。相川家の家系は回復していきます。
漢方の勉強のためたびたびに中国を訪問。
そして開いた漢方薬局が大当たりし、裕福時代へ突入します。
佳之代表が高校3年生で進路に悩む頃には、芳樹氏が経営するウィング湘南グループは神奈川県内に10店舗以上を構える大型グループへと成長していました。
この頃、体調が悪くなり、箱根の病院に入院することが増えました。
佳之代表はカンボジアに小学校2校を設立します。相川代表の合言葉を使って「情熱小学校」と名付けられました。
幼い頃から芳樹氏に「世界には勉強したくてもできない子どもたちがたくさんいる。彼らに教育を受けさせ、自分でお金を稼ぐ力を付けさせたい。」という話を何度も聞かされてきたそうで、父から受け継いだ夢の実現でもありました。
佳之代表が創立した情熱小学校を訪問したいという希望はありましたが、病気が悪化し断念となりました。
芳樹氏は交通事故のため2014年に逝去されました。
相川芳樹氏ってどんな人？
以上、人生年表を見てもわかるように相川佳之代表の父である相川芳樹氏は非常に個性的で商才あふれるビジネスマンだったようです。
薬剤師としておもに薬局を経営していた
相川佳之代表のお父様である相川芳樹氏は薬剤師です。おもに薬局を開業して経営されていました。
厚生労働省のホームページ内に薬剤師資格確認検索システムがあり、そこでお名前を検索すると昭和41年（1966年）に取得されたと表示されました。
なお、同じ年に奥様である相川慶子さんも取得されたことがわかりますので、大学の同級生であったことから同じ年度に取得されたということがわかりますね。
なお、現在薬学部は6年制ですが、当時は薬剤師になるための大学の課程は4年制でした。
薬学部が6年制になったのは、2006年度の入学生（平成18年度入学者）からです。2004年（平成16年）に薬学教育の改正が行われ、それまでの4年制から6年制へ移行したためです。
若い頃から双極性障害を患う
お父様は双極性障害の傾向があり、学生時代から躁うつの体調の波があったそうです。
躁状態になると授業中に立ち上がって歩き回ったり、うつ状態になると大学には行けずに試験も受けられなくなってしまったりするほど、体調の浮き沈みが激しかったようでした。
当時から付き合っていたお母様に支えられて、大学を卒業し、薬剤師免許を取得されたようです。
雇われるのには向かない
お父様は新卒で薬局チェーンに就職するも、初任給をもらったその日に同僚や後輩に食事をご馳走して使ってしまい、翌日次の給料の前借りを申し出たそうです。躁状態で誰彼かまわずおごりたい気持ちの時期だったのではないかと分析しています。
どんな理由があろうと初任給の翌日に来月のお給料が欲しいなんて言ってくる新卒社員がいたらびっくりしますよね。
当然その申し出は会社からきっぱりと断られるわけですが、そこでお父様は怒ってしまい「もうこんなとこにはいられない！」と辞めてしまわれたそうです。
躁状態のときにはすさまじい商才を発揮する
浮き沈みの激しい日々の中で躁状態の時には朝早くから夜遅くまでフルスロットルで働くようなタイプだったそうです。
薬局の枠を飛び出してスーパーマーケットを展開しようとしたり、漢方薬局を拡大させたりしたのは躁状態のときだったのでしょう。
そして実際にビジネスは急拡大。
漢方薬局で成功してからはウィング湘南というチェーン薬局を展開し、神奈川県内に10店舗以上を構える大規模経営を成功させています。
躁うつの波でうまくいかないこともあったようですが、ビジネス成長のセンスとスピード感はさすがです。
息子・相川佳之代表への影響
そんな相川芳樹氏の生き方は息子である相川佳之代表にも大きな影響を与えました。
お父様に似た商才
相川佳之代表は、人生において両親から大きな影響を受けたと語っています。
特に、医者になってすぐに自分の医院を構えようと思ったのは、お父様からの「君は我が強いから、勤め人には向かない」との言葉が心に残っていたからだそうです。
しかし実際には、わがままで勤め人に向いていなかったのはお父様自身であったと相川佳之代表は語っていました（笑）
相川佳之代表が湘南美容クリニックを開業した当初や成長途中の時も経営者の先輩として時には辛辣な助言もされていたそうです。
相川佳之代表が開業4ヶ月目で月800万円の大赤字を出した時には「800万円の赤字なんて早く店を畳め」まで言っていたそうです。
また、湘南美容グループは順調すぎるペースで成長していったことは周知の事実ですが、お父様は「クリニックは薬局よりも成長が遅いね」とさえ発言されていたようです。
結局のところ相川代表はそれらの言葉をバネにしたように急成長を実現させるのですが、それでもバッサリと言い切るお父様の影響は少なからず受けていたことでしょう
読書の習慣
相川佳之代表がお父様から受け継いだこととして読書の習慣でした。
お父様は「本を読め」ということを常に勧めていたそうで、実際にお父様は自宅での読書に多くの時間を費やしていたそうです。
子どもの頃はその蔵書にはほとんど手を出さなかったという相川佳之代表ですが、「本には多くの経験が詰まっていて、安価でかつ短時間でその経験を吸収できるんだ」というお父様の言葉を大人になってから理解するようになったそうです。
相川佳之代表が読書に本格的に取り組むようになったのは、浪人時代だと振り返っていらっしゃいましたあ。
お父様の勧めでビジネス書を読むことが習慣となり、松下幸之助さんや稲盛和夫さんなど、経営界の偉人たちの書籍から大きな刺激を受けたと話をされています。
貧困支援の夢
お父様は相川佳之代表が小学生の頃、漢方を学び漢方薬局の経営で大成功します。
その過程で、お父様は漢方の勉強のためにたびたび本場中国を訪問されていたそうです。
現地で学校に通えないストリートチルドレンを見て、彼らに直接的なお金の支援をするよりも教育によって自分たちで稼げるようになる力を付けさせたいという夢があったそうです。
相川佳之代表はお父様と一緒にお風呂に入っては毎日のようにその夢について聞かされていたと振り返っていらっしゃいました。
お父様自身はその夢を叶えることはできませんでしたが、代わりに息子である相川佳之代表が実現させます。
今はもう中国は先進国になりましたので、代わりにカンボジアで恵まれない子どもたちのための小学校を2校、2011年に創立しています。
相川代表の合言葉である「情熱」が学校名にもなっています。
相川代表は父をカンボジアの情熱小学校へ招待しようとしましたが、すでに体調を崩していて現地へ行くことは叶いませんでしたが、父の代わりに夢を叶えたことを喜んでくださったそうです。
2014年に他界
相川佳之代表の相川芳樹氏は2014年に逝去されました。
晩年は病気だったというお話もありましたが、相川佳之代表がXで「父を交通事故で亡くしました」と投稿されていました。
不運な交通事故だったのでしょうか。ご冥福をお祈りします。
まとめ：相川佳之代表に大きな影響を与えた父親は偉大
以上、相川佳之代表のお父様である相川芳樹氏の情報をまとめました。
波乱万丈な人生出会ったと思いますが、たぐいまれな商才はしっかりと息子の佳之代表へ受け継がれました。
父親が叶えられなかった夢を息子が叶えたとうのも目頭が暑くなるストーリーです。
お父様はきっと、まだまだ成長を続ける佳之代表の姿を天国から見て喜んでいることでしょう。情熱！！
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